|<交遊館カフェOPEN>・・・5月 9日(木)〜 5月12日(日)|

【きのもとだより】4月13日 田上山砦の会

今年も田上山砦の整備が始まりました!

木之本の街の裏手に聳える田上山には、賤ヶ岳の戦いの際、豊臣秀吉の実質的な本陣を築いた場所として知られています。
秀吉の弟、秀長がこの場所に砦を築き、豊臣軍を指揮していたと言われている田上山。
木之本の有志の方々によって登山道や砦跡が整備され、簡単な装備で気軽に登ることができます。

再来年の大河ドラマが、秀吉と秀長を描いた豊臣兄弟!に決まったということで、これから脚光を浴びるであろう田上山砦。
木之本にお越しの際は、ぜひ歩きやすい格好で、田上山ハイキングを楽しんでみることをお勧めいたします。

さて、今年、最初の整備は、4月13日に行われました。
桜が残る意冨布良神社を出発し、中腹までは山道を4WDの軽トラでぐいぐい登るものの、途中からはチェーンソーや刈払機などを担いで自身の足で登らないといけません。
まだ、過ごしやすい気候でしたが、お天気も良く、じわりと汗が滲みます。
この時期は、それほど下草も伸びていないため、倒木や立ち枯れの木を中心に整備を行い、安全な登山道を確保、砦のあった郭(曲輪)もすっきりと遠くまで見通せるようになりました。
この辺りは広葉樹も多く、新緑の淡い緑色がとても印象的です。
木々の間からは遠く、賤ヶ岳を望むこともでき、ピクニックを楽しむのには最適な場所なのです。

今回も安全第一で作業が終了。
皆さん、お疲れ様でした!

◾️田上山砦ハイキング◾️

木ノ本駅から徒歩10分ほど、意冨布良神社からハイキングは始まります。
本殿の右手、赤いのぼりが立ち並ぶあたりから、山に続く道が延び、急斜面を登ると車が通れる山道に出ます。その山道を横切り徐々に標高を稼いでいくと、途中、上宮(かんのみや)と呼ばれる場所が見えてきます。
ここまで来ればあと少し、5-10分で南堀切という目印に行き着きます。ここから田上山砦が始まります。
標高差200mほどですが、急な登りも多く、しっかりとした靴で登ることをお勧めいたします。
南堀切から5-10分登ると、そこが本丸の役割を果たした主郭と呼ばれる場所。つまり本陣です。ここには、わかりやすい看板が設置されているので、それを見ながら色々と散策してみてください。
危険な箇所はほとんどありませんが、サルやイノシシ、秋にはクマの姿も見かける場所なので、2人以上で入山した方が安心でしょう。