
歴史ある北国街道の宿場町として、多くの人々が行き交ってきた木之本。
その町の中心にある きのもと交遊館 にて、このたび写真展「木之本の記憶ー写真でたどる今と昔ー」を開催しました。


モノクロの貴重な写真を数多く展示し、その一枚一枚には、その時代を生きた人々の息づかいや、地域の温かなつながりが映し出されており、訪れた方々は足を止めながら、じっくりと見入っておられました。
昔の駅前風景や北国街道沿いの商店街、当時の学校の様子など、今では見ることのできない懐かしい木之本の姿が並びました。
今回の展示では、単に古い写真を展示するだけではなく、「今の木之本」と比較しながら楽しめる工夫も行いました。
古写真と同じ場所を現在撮影した写真を並べ、さらに撮影場所を示した地図も設置。来場者の方々は、昔と現在の風景を見比べながら、「建物は変わっても道筋は昔のまま」「今も面影が残っている」と、新たな発見を楽しんでおられました。



特に観光客の方々にとっては、木之本という町をより深く知るきっかけになったようです。
現在の町並みだけを見るのではなく、「この場所にどんな歴史があったのか」「昔はどのような暮らしが営まれていたのか」を知ることで、木之本の風景がより魅力的に感じられたという声も多く聞かれました。
展示期間中は、地元住民の方々だけでなく、県外から訪れた観光客や歴史に関心を持つ方々など、多くの来場者で賑わいました。
木之本を懐かしむ人、初めて木之本を訪れる人、それぞれが写真を通して町の魅力を感じ、交流が生まれる時間となりました。


また今回は、写真展と同時に、元美術教師・藤腹さんによるアート作品展も開催されました。
会場には、不思議な造形の立体作品や、色彩豊かなコンピューターグラフィック作品などが並び、歴史写真とはまた異なる魅力で来場者を楽しませていました。
木や金属、さまざまな素材を用いた独創的な立体作品は、「これはどうなっているのだろう」と思わず足を止めて見入ってしまうものばかり。
また、幻想的な色彩で表現されたコンピューターグラフィック作品は、どこか未来的でありながら温かみも感じられ、古い写真が語る“過去の木之本”と、美術作品が表現する“新しい感性”が同じ空間の中で響き合っていました。

